小学3年生になったら、解き直し習慣をつけていきたいですね。
「時こくと時間のもとめ方」は苦戦ポイントです。実際にお渡しした手書きメモを載せますので、参考になさってください(裏紙で少々汚れていたので、AIでキレイにしてますが、それ以外の部分、字や構成など含め全て私の手書き通りです)。

テストなどを通して見つかった苦手ポイント、そこには原因があります。
どのように理解できていないのか、なぜ定着に至っていないのかなど、いくつか探るポイントがありますので、見ていきましょう。
「時こくと時間」において大切なのは、「時刻=地点」「時間=長さ」。これをお子さんが理解し切れているかから見ていきます。
例えば、午前9時40分の40分と、ただの40分とでは、意味が異なることの把握です。大人が9:40と聞くと、アナログ時計で考えた時、おそらくみんなほぼ共通の針の位置を思い浮かべるはずですが、40分と聞いた時は、アナログ時計の針は1mmも浮かばず、漠然と長さを意識します。
この大人にとって当たり前すぎる当たり前を、子どもが理解しているとは限らないから、算数にこの単元があると考えます。知らないことが前提になっているから、単元として設けられているのだと考えると、家庭学習の進め方も変わってくるかも知れませんね。
次の注意点は、『12という軸を把握できているか』になります。9:40から時計板の『12』に針が進んだ時、何時になるのかが学校の授業で理解し切れずに帰宅しているケースもあります。ここをフォローしていきます。
小学2年生で出てくる「午前」と「午後」の確認を、ここでしておくと、よりお子さんにとって良いと思います。
この『12』系は、「Aを9:40分に出発し、Bに10:20に到着。どのくらいの時間がかかっているか?」や「Aから40分かけてBについた時10:20。Aは何時何分に出発?」という問題です。この時に、10:20の20分と、時間(=長さ)の20分とが一致していると理解し切れていない場合、学校で教材として購入した「手回しアナログ時計」を活用し、10:20の『12』からの20分と、長さの20分とが一致していることを確認しておきます。
このように、ここまでだけでも、解き直しするにも、コツが必要!であると感じて頂けたのではないかと思います。『解き直しは、頭からやるものではなく、お子さんの未定着部分から組み立てて進めていく』ことが大切です。
実際、画像からもお分かり頂けるように、間違えたところを1から進めようとは勧めていません。お子さんの苦手ポイントを把握し、攻略ポイントをお伝えした内容となっていることをご確認ください。

時計・時刻・時間の苦手なお子さんは、「長さ」「かさ」「5001→五千一」などでもつまずきがちです。
それらの未定着部分は、いずれ小5の「割合」の時に、一気に大きく噴き出します。1000円の30%は?1000円の2割5分引きの値段は?など、1つの数字を表すのに2つ以上の数字と考え方が出てくるからです。
つまり、なんてことなく見える「単位変換」や時こくと時間のような「言葉の把握」でのつまずきは、中学数学の一次関数、「変数(xとy)・定数」のつまずきにも繋がっていきます。そして、高校では、三角関数に影響があります。
このように、局所局所だけでの対処では、後々「あれっ?」という瞬間が訪れます。また、できるようになったと思えても、1ヶ月もすれば忘れています。
忘れたものは、もう『基礎学力ではありません』
なので、定期的に、要所要所を確認していく必要があります。こういったことを見越して進めていくことが、塾・教室の役割なのかも知れないと感じています。
