なぜ、つばめ学習塾は、学ぶことを好きになってもらえるようにと考えているのか。
そのために、どのように考え、実行しているのか。
単純に「わかった」「できた」の先を考えて、普段の授業を進めていることを、ここでは書きました。
中学への進学と同時に、もしくは中学1年生の2学期におこる「つまずき症候群」を防ぐためでもあり、乗り越えるためでもあります。
【英語の「早期学習」を読み違えない】
英語の早期学習は、小学校から中学校にかけては一定のアドバンテージになります。英語に馴れておくという意味でも、確実に効果があります。
ですが、中学校に入ったら、注意が必要です。学び方を変えなくてはいけないケースもあるからです。
中学の教科書や高校入試レベルの英文は、実は小学校高学年の教科書レベルに近いということを把握しておいても良いでしょう(※埼玉県公立高校入試の学校選択問題や一部の私立高校入試を除く)。
高校以降、大学受験で出てくる英語長文は、新聞記事や難易度の高い論説文のような内容です。日本語で読んでも「?」となるレベルの文章を、英語で読み解かなければならなくなります。そこで必要になるのが、
・作者の意図を的確に読み取る力
・文章の論理の道筋を正確に把握する力
・書かれていることを整理して理解する力
つまり、国語の読解力です。幼少期から積み上げてきた英語力だけでは、対応しきれなくなる場面が出てくる。国語のほうが大事だったのではないか?と、ここで気付くケースがあります。
【基礎学力とは「一度勉強したこと」ではない】
つばめ学習塾では、基礎学力を次のように捉えています。
学校で習った一つひとつの単元を、必要な場面で使えるところまで理解し、身につけていること。
「虫歯」に例えるとわかりやすいかもしれません。小さな虫歯も、放置すれば大きくなる一方です。学習も同じで、細かい部分に少しでも穴が空いていれば、その都度修繕する必要があります。特に、他の単元とつながる「ジョイント部分」(比例→反比例→一次関数、のような連鎖)は、入念に補強しなければなりません。
それを「わかった」「たぶん大丈夫」で済ませてしまうと、単元が変わった途端に、できていなかった部分が「なかったもの」のように扱われてしまう。そんなサイクルにはまってしまいます。
【「つまずき症候群」が表面化するタイミング】
この穴が一気に表面化し始めるのが、小学校5・6年生。
そして、その内容を本格的に土台として使わなければならなくなる中学校で、
特に中学1年生の2学期に、まるで火山の噴火のように吹き出します。
その頃には穴が大きくなってしまっているため、埋め直すには相応の努力が必要になります。週1〜2回、90分程度の学習だけでは埋め直しは困難な場合もあります。
だからこそ、できるだけ早い段階で、小さな「つまずき」を見つけておくことが大切です。
【では、噴火する前に何ができるか】
穴の正体がわかれば、防ぎ方も見えてきます。特別なテクニックではなく、こまめな確認の積み重ねです。
「わかった」を鵜呑みにしないようにする。本人に解いた時に使った考えと過程とを説明してもらう、数字だけ変えた似た問題を解いてみる、前の単元の言葉(「変化の割合って何だっけ?」など)を確認する。
このくらいで、本当にわかっているかどうかは、かなり見えてきます。
ジョイント部分は、新しい単元に入る前に前提知識を確認する。それだけで、後の噴火の勢いはかなり抑えられます。
そして、単に量を増やすだけでなく「ジョイントの補強」を優先するようにする。同じところで間違え続けているなら、量だけを増やすのでは穴は塞がりません。
その1箇所をピンポイントで潰しながら、量も確実にこなしていく。そういった視点を持ちながら、進めることが大切です。
【点数や偏差値より、大切にしたいこと】 SNSでは「偏差値70」から「平均点にも届かない」まで、さまざまな声を見かけます。しかし、私が大切にしたいのは、
・昨日の自分より、何ができるようになったか
・分からなかったことを、どれだけ分かるようにできたか
・次に使える力として、どれだけ身につけられたか
という視点です。
付け加えると、学習への向き合い方や日々の習慣、先生や友人との接し方がしっかりしているお子さんは、高校生活が充実する傾向にあります。ここは点数には出ないので、実は一番見落とされやすい部分でもあります。
お子さんが本来持っている「人間力」を認め、育みながら、学習面では小さな穴を一つひとつ丁寧に埋めていく。その積み重ねを大切にしていきたいと考え、つばめ学習塾を運営しています。
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